その昔、兵庫の地に平清盛が都を築き、その後源平の合戦で戦いの舞台となった神戸。さらに、南北朝の頃には湊川の戦いで今も神戸の地名に残る楠正成公の活躍など、神戸の歴史をたっぷりご覧いただきます。しばらくタイムスリップして歴史ロマンをお楽しみください。源平の合戦跡、楠公さんとして親しまれている楠正成公を奉る湊川神社等の史跡をご覧いただきます。
歴史めぐりコースの見どころ
- 兵庫大仏は総高18mもあります。屋外なので青空をバックに映えます。
- 須磨寺には源平ゆかりの品を集めた宝物館があります。
- 水戸光圀(徳川光圀)の直筆による楠木正成公の墓碑があります。
■ 兵庫大仏
兵庫大仏で知られる能福寺は、平清盛が出家した寺であるといわれています。
「平家物語」によると、養和元年(1181年)に京都で没した清盛の遺骨を、この寺の住職・円実法眼(えんじつほうげん)がこの地に持ち帰ったとされています。境内には清盛廟が残されていますが、遺骨の行方は定かではありません。平教盛(のりもり)の子で清盛の甥にあたる、比叡山の学僧大教房は壇ノ浦の戦いで捕らえられ、後に小川忠法印と称しこの寺の住職となりました。
■ 楠正成(楠公)を奉る湊川神社
湊川神社は、「楠公(なんこう)さん」とも呼ばれて親しまれている中央区にある楠木正成を祭る神社。
■ 須磨寺境内にある平敦盛と熊谷直実の像
須磨寺は須磨区にある真言宗須磨寺派大本山の仏教寺院。
『平家物語』に記述される平敦盛と熊谷直実の一騎打ちはあまりに有名。その躍動感あるれる雄姿の像がごらん頂けます。
■ 須磨寺三重の塔
須磨寺三重塔は四百年前の文禄大地震で倒壊してしまいました。
その後、昭和59年 1984年 平敦盛卿八百年遠忌を記念して再建されました。高さ25m、銅板葺。
塔敷地の周囲には四国八十八カ所お砂踏み霊場があり、各札所の砂をガラス越しに踏んでお詣りが出来ます。